船が欠航するのはなぜ?

津エアポートラインでは安全を絶対に守りつつ、お客様にご不便をおかけしないよう、さまざまな工夫をし万全の体制で定期運航を守っております。船は船体が2つ並ぶ「双胴船」で、波の揺れに強い構造になっています。また、カーナビの様に人工衛星で現在位置と周囲の地形などを表示するGPS・電子海図、周囲の船を電波で検知するレーダー、これらの情報を1つの画面に統合して表示する最先端の航海機器を採用し、船長以下訓練された船員が操船しております。

しかしながら、船は海を走るため波や風の影響を受けます。また、霧が発生すると他の船や障害物の確認がしづらくなります。そのため、津エアポートラインでは運航基準として風速15m以上、波高2.0m以上、視界500m以下に達した場合は運航を停止いたします。ただし、以下の状況では、必ずしもこれに達しない場合でも運航を止める場合もあります。

  • 出発側の港では天候や波が良くても、海上や到着側の港の状態が悪い場合
  • 天候や波・海流が変化し、到着までに状態が悪くなると予想される場合

また、以下のような状況では運航が止まる場合があります。

  1. 台風が来た場合
    台風の進路によって風や波が大きく変わるため、欠航の開始や終了を前もって決められないことがあります。また、台風が去っても台風を追いかける風「吹き返し」が吹いたり、台風が太平洋で作った大波が台風より後に伊勢湾に入るなど、台風が上空になくとも運航ができなくなる場合があります。また、航路が台風の暴風圏に入る場合は船を避難させますので、その間は運航ができなくなります。
  2. 北西からの強い風が吹いた場合
    冬場は北西からの強い季節風が吹くことがあり、伊勢湾ではこの風が高い波を作ると運航が止まる場合があります。
  3. 南東からの風が吹いた場合
    津新港は堤防が短く南東風が吹くと入港が難しくなるため、風速15mに達しなくとも運航が止まる場合があります。
  4. 漂流物が多い場合
    大雨や台風などにより洪水が起きると、多数の河川から伊勢湾にがれきや流木などの漂流物が流れ込み、時には数カ月にわたって滞留することもあります。これらは潮の流れに乗って移動したり漂ったりするため、日によって居場所が変わります。これら漂流物はレーダーでは感知できず、夜間にプロペラへ衝突する恐れがあります。そのため、航路上に漂流物が多い日は夜間の便を一部止める場合があります。
  5. 船の点検・整備・修理が必要な場合
    車検と同じように船は1年ごとに法定検査や整備を受けることが義務付けられています。また、急な故障や破損で修理が必要になることもあります。その期間中は2隻ある船のうち1隻が造船所に入るため、減便ダイヤとなり便数が半減します。

強い風が海の上を吹くと波ができます。そのため、岸から吹く風の場合は沖に行くほど波が高くなる場合があります。また山に遮られると風が吹かない場所ができたりします。台風のうねりも進む方向によっては伊勢湾の中に入ったり入らなかったりします。また船が進む方向が波と同じであれば「追い波」となってそれほど揺れませんが、逆になると「向い波」となって波を一つ一つ越えていくので船は揺れます。このように海面の状況は生き物の様に変化しますので船長はコースを選び、安全かつなるべく揺れないように船を操作しています。

運航するか欠航するかは、気象と海象と併せて船のコンディションなどと併せて出航の2時間前までに船長が総合的に判断し決定いたします。気象・海象・船長判断という聞きなれないことで船が動いたり止まったりするので、お客様におかれましては疑問に思われることも多いかと思います。このページが少しでもご理解とお客様の快適な旅行のお役に立てば幸いです。

津エアポートラインでは欠航が決まりしだい、webで掲示し予約のお客様には電話でご連絡をしておりますのでご安心ください。

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